今日は、
咳止めに入ってる薬の解説です。
咳止めの箱を見て
一通り成分の意味がわかるように
なってもらいます。
それでは、
咳止めです。
咳ってのは、
ゴミとかを身体の外に出す
防御反応だってことは、
しっかり覚えておきましょう。
なんで、
咳が出るかというと
気道にゴミがあたって
喉から脳ミソに咳を出せって
信号を送るわけです。
・・・という事は、
脳ミソにある咳中枢に作用したら
咳が止まるのは理解できますね。
中枢性咳止め
・麻薬性咳止め
コデイン、ジヒドロコデイン(ちなみにモルヒネも咳き止めます)
・非麻薬性咳止め
ノスカピン
グアイフェネシン
チペピジン
デキストロメトルファン
※ゴロは、”暇な野口で咳止め”(今思いついた!!野口英世千円札ね)
非麻薬性なノス、グア、チペ、デキで咳止め!!ってこと
ちなみにグアイフェネシンと、チペピジンは
咳止めのほかに
気管支腺分泌促進作用もある
気管支から液体がでたら
痰が外にでやすいから痰きりにも使えるってことです。
気になるのが咳止めの強さですよね。
モルヒネ > コデイン > 非麻薬性
の順番です。
注意なのは
コデインは、喘息に注意です!
抗コリン作用による気管支分泌を抑制しちゃうからね。
・・・あとはコデインには依存性もありますね。
去痰薬
ブロムヘキシン、
アセチルシステイン
エチルシステイン
アンブロキソール
作用的には
痰じたいのネバネバを弱くさせたり
肺から液体を分泌して外にださせたりです。
微妙に働きが違いますが
痰きりってわかればOKです。
痰きりの生薬には
キキョウ、オンジ、セネガなどがありますね。
ほかにも結構あるので余裕があったら覚えましょう。
気管支拡張薬
・キサンチン系:気管の細胞をうまいことして気管支拡張する。
テオフィリン、アミノフィリン
・交感神経興奮薬:交感神経興奮は戦う状態!酸素取り込みUPさせる
エフェドリン、メチルエフェドリンメトキシフェナミン
気管支が広がったら空気の通りが良くなって苦しくなくなりますね。
気管支収縮抑制薬
・抗コリン薬
副交感神経は気道を収縮するからそれを止めるわけです。
気道の分泌抑制の副作用がなるべく少ないのを使う、
抗コリン薬は市販薬の咳止めには入ってないかも?
さっき
コデインのところでも
咳のヒドイ喘息の人には
気道分泌抑制する薬は使えないって
言いましたが
なんでかっていうと
喘息の人みたいに
咳をゴホゴホしてると
喉が炎症を起こします。
炎症が起こると
細胞が痛むから粘液がでなくなります。
粘液って敏感に反応する気管支の細胞を
守ってたりするわけですが
それが無くなるってことは・・・
気管支細胞がモロだし状態で
感覚神経が過敏状態になるわけです。
過敏状態ってことは、
空気が喉を通るだけで
刺激になってゴホゴホになっちゃうわけです。
そんなじょうたいなのに
抗コリン作用で粘液でなくなったら
さらにゴホゴホなってヤバイのはわかりますよねぇ
結局
咳止めも
交感神経と
副交感神経が
理解できてれば
ある程度理解しやくすなるはずです。
交感神経と副交感神経は
しっかりマスターしましょうね。