今日は、
栄養の消化と吸収をやります。
どこで何が
消化され、吸収されるか
しっかり覚えましょう
それでは、
栄養の消化と吸収を始めます。
消化酵素が
何を溶かすかしっかり覚えましょう。
糖質(デンプン)
唾液と小腸からでる
”アミラーゼ”で単糖にまでバラバラにされる。
※糖が沢山くっついたものがデンプン!!
デンプン -消化酵素→ グルコース になる。
グルコースになったら
小腸で吸収されます。
タンパク質
胃のペプシンで細かくされて
十二指腸のトリプシン、キモトリプシンでさらに細かくされて
最終的にアミノ酸までバラバラにされる。
※アミノ酸が沢山くっついたものがタンパク質!!
タンパク質 -消化酵素→ アミノ酸
アミノ酸になったら
小腸で吸収されます。
ペプシンは、酸性のときに沢山消化して
トリプシン、キモトリプシンは、塩基性のときに沢山消化します。
脂質
胃のリパーゼでチョット分解されて
胆汁と脂質が混ざってから
すい臓から分泌されるリパーゼでバラバラにされて
グリセロールと脂肪酸になる。
脂質 -消化酵素→ グリセロール + 脂肪酸
グリセロールと脂肪酸は
小腸で吸収されます。
ビタミンとかミネラルも
小腸で吸収されます。
脂溶性ビタミンは、比較的よく吸収されますが・・・
水溶性ビタミンは、吸収が悪いです。
そのため
水溶性ビタミンの
吸収を良くするために
食後にビタミン剤を服用したりしますが・・・
なぜかというと
空腹時にビタミン剤を飲んだときより
食後にビタミン剤を飲んだ時の方が
消化した食べ物の
内臓を動くスピードが
遅くなるから吸収率があがるのです!!
当たり前と言えば
当たり前ですが・・・
食べ物ってヤツは
内臓を動かして移動するわけだから
食べ物があれば
ビタミン剤だけの時より
遅く運ばれるのは当たり前ですよね。
さらに
ビタミンってのは、
小腸で吸収できる場所が
決まっているので
一度に沢山きても
吸収できる量が決まっています。
たとえば
1秒間に2粒のビタミンを吸収できる小腸に
10粒のビタミンが小腸を通るとしたら
1秒で10粒のビタミンが通るより
1秒で1粒のビタミンが10秒かけて通る方が
吸収率が良いわけです。
だって1秒間に最高2粒しか吸収できないからね。
実際の小腸も
似たようなもんです。
だから
空腹時にビタミン剤を飲んで
一度にビタミンが沢山きても
吸収できないから
もったいないわけです。
食後に
食べ物と一緒にゆっくり
小腸を流された方が
吸収されやすいわけです。
今回は、図があったほうがわかりやすかったですね・・・