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【本店】侍猫企画~いちごミルク編~

薬と体のお勉強

「胃の働きと市販の胃薬の基本」医薬品登録販売者試験対策やら基礎薬理学初心者へ侍猫さん的に簡単解説した件 #019

更新日:

#17回の咳止め薬に追加修正です。
交感神経興奮系に
メトキシフェナミン追加!

今日からは、
胃のお勉強です。

胃がどんな動きをして
薬の作用の違いを
理解してもらいます。
それでは、
胃のお勉強始めます。

まずは、
胃についてです。

胃は、
自分の意思では動かせない臓器で
迷走神経っていう名前の副交感神経と
交感神経が支配しています。

迷走神経興奮で
胃の運動と胃酸分泌促進

交感神経興奮で
胃の運動は抑制されます

場所は、
横隔膜の下にあって

胃の入り口を噴門
胃の出口を幽門
胃の上を胃底
胃の真ん中を胃体
出口を幽門部
って言います。

胃の細胞は
主細胞、副細胞、壁細胞でできてて
主細胞からは、ペプシノーゲン
副細胞からは、粘液
壁細胞からは、胃酸がでます。

分泌される胃酸によって
胃液は酸性になって
食べ物をとかしたり
強い酸で殺菌したりします。

胃の壁細胞は、
ヒスタミンをうけとっても
胃酸を分泌します。

つまり
胃酸の分泌は
副交感神経からでるアセチルコリンと
ヒスタミンが関係してます。
(あとガストリンも関係してますが省略)

だから
ヒスタミンブロッカーと
抗コリン薬で胃酸がおさえられるわけですね。

通常
健康な胃ってヤツは、
胃酸、ペプシンなのど攻撃因子と
胃を保護する胃粘膜などの防御因子
のバランスが保たれてるのですが・・・

ストレスとか、病気とかになると
このバランスが崩れるわけです。
胃酸が出過ぎるとか
胃粘膜が出なくなるとかね

そうすると
胃がやられるわけです。

そりゃそうですよね。

溶かす攻撃因子が増えて
防御する胃粘膜がでなくなったら
自分の胃が溶ける状態になっちゃうからね。

だから
胃薬で
攻撃因子が強かったら
胃酸を押さえるもの
防御因子が弱かったら
胃粘膜を強くするものを使うわけです。

ちなみに
健胃薬とは、
胃の運動を促進して食欲を促進させる薬のことで
苦味健胃薬と芳香健胃薬があります。
苦いって感じて胃が動くか
においを感じて胃が動くかの違いです。
胃の運動が促進したら
食欲がでたり消化が良くなったりするわけです。

次回は、
もうすこし突っ込んで
薬をやります。

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