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【本店】侍猫企画~いちごミルク編~

薬と体のお勉強

「市販薬の抗生物質と抗ウイルス薬の作用の違いとは」医薬品登録販売者試験対策やら基礎薬理学初心者へ侍猫さん的に簡単解説した件 #024

更新日:

今日は
抗生物質と抗真菌薬と抗ウイルス薬です。

特に
真菌と細菌とウイルスの違いを
理解してもらいます。
たぶん
成分だけ覚えたら
良いと思います。

つまり
それぞれにあった
薬じゃないと菌に作用しない
ってことがわかれば
問題なしです。

それでは
まず真菌から

真菌には、カビ、キノコ、酵母などがありまして
水虫の菌がココにあてはまります。

こいつらは、菌糸っていうのをもっていて
身体から皮膚とか分解する酵素を出して
菌糸でその分解した皮膚を食べてます。
細菌と、真菌の決定的な違いは
核っていうのが、
はっきり存在してるか、存在してないか

あと真菌に関しては
真菌の細胞膜にエルゴステロールっていう成分を
つかってるってことです。

ちなみに人間が身体をつくるのに
必要なのはコレステロールですよ。

だからエルゴステロールの合成を邪魔するような
薬を作れば人間に害の少ない薬ができますね。

薬としては
ビホナゾール、ブテナフィンなどなど

・つづいて細菌です。

こいつらは、
細胞の核がはっきりしてないのが特徴です。

抗生物質は、この細菌たちの
細胞壁に作用します。
人間の細胞には
細胞壁がないから
細胞壁を攻撃するような
薬だったら
人間への害が少なくてすみますからね。

さらに
細菌は、
人間ができない葉酸を合成したり、
人間とタンパク質の作り方が違うので
葉酸の合成をじゃましたり
細菌のタンパク質を作る所を
やっつけるパターンの抗生物質もあります。

抗菌薬としては
サルファ剤、フラジオマイシン、クロラムフェニコール

最後にウイルスです。
ヘルペスの原因のヘルペスウィスルがそうですね。
ウイルスってやつらは、
遺伝子以外ほとんど何にも無くて
人の細胞に
ウイルスの遺伝子を
人の細胞に
ねじ込んで
ウイルスのタンパク質を
人の細胞が作るようにしちゃうのです。
そしてウイルスを増やしていくのです。

抗ウイルス薬としては
アシクロビルなど

抗ウイルス薬の
アシクロビルの場合は
ウイルスの出す成分に
反応して薬が作用するように
作られているので
感染していない
正常細胞での副作用が少なくてすみます。

どの薬も
人間と細菌、ウイルス細胞と微妙に違う所を
攻撃してやっつけるわけですね。
人間の細胞もろとも
やっつけたら
ダメだからね。

ちゃんと考えて
薬はできてるわけです。

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