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薬と体のお勉強

「アレルギー症状を起こす体の仕組みとは」医薬品登録販売者試験対策やら基礎薬理学初心者へ侍猫さん的に簡単解説した件 #005

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今日は、
アレルギーの仕組みです。

アレルギーの代表といえば
花粉とか喘息とかですが・・・

このアレルギー症状が起こるまでの
身体の細胞の動きが
わかるようになると
アレルギー薬の
違いがなんとなくわかります。

それでは
アレルギーが起こるまでの
身体の動きからです。

まず抗原が身体の中に進入してきます。
この抗原って異物の事です。
たとえば花粉とかね。

身体の中では
このなんだかわかっていない
抗原(いらないもの)を
マクロファージって言う
ばい菌を食べたりして
身体を守ってるヤツが抗原食べます。

すると
マクロファージの中で
抗原(いらないもの)が
みじん切りにされます。

この切断された
抗原(いらないもの)を
いらないものって認識する細胞で確認します。

するとヘルパーT細胞って言う細胞から
外来物質だから
気をつけようぜって信号を
B細胞に送ります。

すると
B細胞から抗体っていう
抗原(いらないもの)を
外に出さなきゃと確認する物質が
血の中に放出されます。

血の中を抗体が
グルグル回ってると
肥満細胞(メタボとはあまり関係ないですよ)にくっつきます。

肥満細胞っていうのは
ヒスタミンを放出する細胞です。

ココまでが
初めて抗原(花粉)に
出会ったときの動きです。

そして
この肥満細胞にくっついている
抗体に抗原(いらないもの)が接触すると
ヒスタミンが放出されて
アレルギー症状がでるわけです。

・・・ここで
ハチに2回さされたら死ぬって
きいたことありますか?

アレルギー反応って言うのは
2回目以降の方が反応がひどいのです。

抗原(いらないもの)が身体に入ってくる
2回目以降では
肥満細胞にすでに抗体とくっついています。

なので
抗体を時間をかけて
作らないでもすぐに
抗原(いらないもの)をすぐ排除する物質と
認識することができるからなのです。

認識しちゃったら
すぐにヒスタミンが出てアレルギー症状が
でるわけです。

花粉症ならクシャミ鼻水とかね。

アレルギーの人ってのは
ヒスタミンを放出する
肥満細胞に抗体がいっぱい
ついてるから
2回目以降のアレルギーは
早く強くアレルギー反応がでるのです。

初めて抗原に出会った人は
肥満細胞に抗体がついてないから
抗原が”いらないもの”って
わからないからヒスタミンの出が弱いから
アレルギー反応が弱いのです。

ちなみに
ヒスタミンってやつが
あんまり出すぎると
呼吸困難になりつつ血圧低下もおこって
ショックじょうたいになったりします。

食べ物アレルギーで死んじゃったりするひとは
ヒスタミンによって
呼吸困難になって血圧低下が
起こっちゃってたりするわけです。

アレルギーの人は
2回目以降注意してくださいね。

そんな
アレルギーを抑える薬としては
原因となるヒスタミンをどうにか
作用させないように働いてくれるわけです。

ヒスタミンを作用させない方法として

ヒスタミンを脂肪細胞から放出されるのを抑える
化学伝達物質有利阻害薬
クロモグリク酸ナトリウム

ヒスタミンが身体に作用する場所をブロックする
抗ヒスタミン薬
マレイン酸クロルフェニラミン

抗ヒスタミン+遊離抑制作用がある薬
ケトチフェン アゼラスチン メキタジン

OTCのアレルギーに使われる成分は
たくさんあるので
まとめて覚えてください。

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