#001で自律神経は、
交感神経と副交感神経の二重支配してるから
交感神経を覚えたら副交感神経は
逆の働きをしていると考えたら比較的
覚えやすいのは前回やりましたね。
アドレナリンが出る
交感神経が興奮している時は
戦ってるイメージをしましょう!!
アセチルコリンが出てる
副交感神経が興奮してる時は
だらっとして暇をもてあましてるときやら
寝ている時をイメージしましょう!
体の仕組みを理解していないと
薬の働きもナゼそんな働きが必要なの?
ってなっちゃうからね
めんどくさくても
体の仕組みはしっかり
理解しましょうね
まずは、
上から順番にいきますよ
まずは、眼!!
眼には瞳孔を開閉する筋肉と
レンズの厚さを調節する筋肉があります。
3つあるよ
瞳孔散大筋 交感神経が興奮すると収縮
瞳孔括約筋 副交感神経が興奮すると収縮
毛様体筋 交感神経が興奮すると弛緩(ゆるむ)
副交感神経が興奮すると収縮
交感神経が興奮すると
瞳孔散大筋が収縮して瞳孔が大きく開きます
つまり散瞳してまぶしくなります
副交感神経が興奮すると
瞳孔の周りにある瞳孔括約筋が収縮して瞳孔が閉じます
つまり縮瞳して暗くなります。
・・・まぁ寝るときは暗い方がいいから副交感神経が興奮したら縮瞳だよね
レンズの厚さを調節してる
毛様体筋は・・・
交感神経が興奮するとレンズを動かす
筋肉が緩まってレンズが薄くなり遠くが見やすくなり
副交感神経が興奮するとレンズを動かす
筋肉が収縮してレンズを押して厚くなり近くが見やすくなります。
輪ゴムみたいに筋肉がレンズのまわりにあって
輪ゴムがひろがると
レンズが広げられてうすくなって
輪ゴムがちじむと
レンズが真ん中にギューって押される感じだよね
レンズが真ん中にギューっておされたら
レンズがふくらむのがイメージできるかなぁ?
レンズってグミみたいな感じなのよ
グミを両サイドおしたら
真ん中のグミがぶ厚くなるでしょ?
そんな感じをイメージしてね
ちなみに
レンズって
厚いときが近くが見やすくて
薄いときが遠くを見やすいのです。
戦ってる(交感神経興奮)時は、
周りが良く見えるように
瞳孔開いて
さらにレンズが薄くなって
遠くが見えるようになります
交感神経が興奮してる時は戦ってるときだから
敵に襲われそうなとき遠くが見えないと
敵に勝てませんよね?
だから遠くが見える目の形になるのです。
ほいでね
副交感神経が興奮してる時って
リラックスしてるときだよね
リラックスしてる時って
本を読んだりするよね?
本を読む距離に敵がいないと
相手が見えないなんて負けちゃうでしょ?
ライオンが本の読める距離にいないと
わからないなんて
かじられちゃうよね?
ここで
抗コリン薬の副作用を思い出してください
緑内障という副作用がありましたね。
緑内障とは・・・
眼の中で房水という液体が流れているのですが
その液体を眼から排出するのに異常がでると
眼の内部に圧力がかかって
目に悪い症状を起こしてしまう病気です。
悪化すると失明のおそれもあったりしますよ。ハイ
この緑内障の人に抗コリン薬をつかうと・・・
房水の出口の穴(シュレム管)が
毛様体筋の近くにあるせいで・・・
普段は、
副交感神経が興奮して毛様体筋を収縮し
房水を排出する穴を広げて
房水を出しやすくしています。
・・・ところが
副交感神経の働きを
抗コリン薬で抑えてしまうので
毛様体筋が収縮しなくなって
穴を小さくしてしまい
房水の排出がうまくいかなくなって
眼圧が上がってしまうのです。
だから
抗コリン薬は緑内障の人に注意が必要なのです。
はい
そういうわけでね
体ってのは
すべてが連動してますからね
薬の作用が一部にしか出ないなんてありえませんよ
副作用は、でる、でないじゃなくて
気付く人、気付かない人の違いです。
今日は、こんな感じでいかがでしょうか?
正しいデータは、
すべてがつながってるから
筋道が通った説明ができますからね
何か説明や解釈につまったときは
何かが間違えてるときです。
テストの時も
テストの問題の解説ができるくらいの余裕で
問題が解けたらケアレスミスは無くなりそうね
・・・まぁそういうわけで
しっかり
体の仕組みを理解してくださいね・・・
もしも
急に北海道に駆け落ちして
病気になってしまったとき
冷静に体のしくみを考えて
どんな対処が適切か
判断できるようになりましょうね!!
はい
そういうわけでね
明日も良い日でありますように
てんきゅ