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【本店】侍猫企画~いちごミルク編~

薬と体のお勉強

「肝臓の働きとは」医薬品登録販売者試験対策やら基礎薬理学初心者へ侍猫さん的に簡単解説した件 #027

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それでは、
昨日の続き「肝臓」です。

肝臓は、
一番大きい臓器で
横隔膜の下にあります。

小腸で
吸収された
ブドウ糖をグリコーゲンにして
貯蔵します。
グリコーゲンってのは
ブドウ糖が沢山くっついたもので
おなかがすいて血糖値がさがったとき
肝臓のグリコーゲンを分解して
エネルギーにします。
だから
この貯蓄エネルギーによって
食べなくても
いきていられるわけですね。

皮下組織に蓄えられた
脂肪も
一度肝臓におくってから
エネルギーとして使えるようになります。

さらに
肝臓は
肝臓にある酵素で
身体に害のある物質を
無毒化して外に出しやすくしてくれます
アミノ酸を分解した時に
出来るアンモニアを尿素に無毒化したり
アルコールをアルデヒド経由で酢酸にしたりします。
まれに
肝臓で分解したら
よけい身体に悪い物質が出来た
的な事もあります・・・

そして
赤血球を分解して生じた
ビリルビンも肝臓で分解されて
胆のうから胆汁で排泄されます。
・・・が
肝臓が悪くなったり、
胆のうから腸に排出する管が
つまってたりすると
ビリルビンが逆流して
黄疸とかでたりして
白目の所とか体が黄色くなります。

あとは・・・
肝臓ってのは
身体に必要な物質をイロイロ作ってくれます。
胆汁酸とか、ホルモンを作るのに必要なコレステロールとか
必須アミノ酸以外のアミノ酸も
肝臓が作ってくれます。
いろんな酵素とかも作ってくれるので
肝臓が悪くなると
そりゃぁ、身体に大ダメージになるわけです。

ちなみに
交感神経が興奮すると
エネルギーが必要だから
肝臓のグリコーゲンは分解されてグルコースになって
血糖値をあげてくれます。

だから
交感神経興奮薬は
食事をしていなくても
血糖値が上がるわけですね。

肝臓は
・エネルギーを作ったり、貯蔵する。
・有害物質を無毒化する。
・身体に必要な物質の生産をする。
・・・こんな場所です。

さきほど
肝臓は、胆汁酸も作るっていいましたが
胆汁酸ってやつは
コレステロールを原料につくられてて
腸に排出されるわけですが
実は
胆汁酸ってヤツは
脂質の消化を助けたり
脂溶性ビタミンやらミネラルの吸収をUPさせてくれる
捨てられてるものの割には
すごい役に立つ成分なのです。

・・・ちなみに
ウンチの色が茶色いのも
胆汁の中に入ってるビリルビンのせぇです。

いわれてみれば
古い血の色みたいな感じしますよね・・・

そいでは、
今日は、こんな感じで

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